FACES OF SESSAME (セサミの横顔)
檜原 弘樹 檜原 弘樹
私が入社した頃、日本人にはオリジナルのマイクロプロセッサやOSは作れないと言われていました。それから10何年経った今、各社からオリジナリティ溢れるマイクロプロセッサやOSが販売されています。さらには大学生が学生実験でも作れるようになりました。感慨もひとしおです。

真似をする必要の無くなった日本人のアイデンティティの鍵を握るのは、組込みソフトウェアだと思っています。ユニークで信頼性の高い製品を世に送り出すべくみんなで頑張りましょう。
個人的には、広く使われるようになったTRONに加えて、第五世代コンピュータの成果を活用して組込システムを組んでみたいと思っています。

■渡辺 登 渡辺 登
先輩に指示され作業する時期が終わった時、文献が足らない知識をサポートしてくれました。先人の知恵は文献に整理されているので、積極的に利用すべきだと思います。そんな私は、SESSAMEの文献ポインタ集に感銘し、SESSAMEに参加しました。
現在はSESSAMEで、組込みソフト技術者・管理者のスキル標準モデレータを担当しています。情報処理資格, ITSS, SWEBOK, PMBOKなどスキル標準や知識体系を読み漁り、体系の骨組みを作成しました。ポリシーとしては、現場のエンジニア・マネジャが、現場で使えるスキル標準の作成を目指しています。

会社では通信系の組込みソフトエンジニアをやっています。情報処理テクニカルエンジニア(ネットワーク)の市販解説本執筆や、社内試験対策セミナの講師もやっています。エンベデッドシステム向けの施策も、SESSAMEの力を借りて実現したいと思っています。

森 孝夫 森 孝夫
好きな言葉:「感性」言い換えると「適当」。KKD手法を内包している。
趣味:サッカー、健康食品、スーパーでの生鮮食品物色。リフティングは1000回以上続けられる。
モットー:追求
世の中には不思議なことがたくさんあるので、そういうのを追求するのが好き。特に、生物の行動決定に至るまでの過程に興味がある。例えば、最大の趣味であるサッカーを例に取ると、最も不思議なのは名選手が出すプレーの選択である。
・何故そのコースに打とうと思ったのか?
・何故そこにパスを出すべきだと思ったのか?
・何故そこでそのフェイントで交わそう、と考えつくのか?
などなど。
体が思う通りに動かせることも大切だが、それ以前に、状況判断して行動決定しなければ凄いプレーは出てこない。名選手って、何故そこでそうすればいいと「わかる」のだろうか? つまり、物凄くスマートな問題解決はそれ自体も美しいのだが、それ以上に、なんでこの人はこの解決方法に至ることができるんだろう?という辺りに興味があるわけである。

というわけで最近は
・フォンノイマンは何を考えているうちにフォンノイマン型計算機を思いついたのか?
(正則性の公理、ゲーム理論を編み出す過程にも興味あり)
・DeMarcoはいかにして構造化手法を編み出したのか?
・Myersはいかにしてテストの手法を編み出していったのか?
・ペレは相手の左右どちらに抜くかをいつどうやって決めていたのか?
・SESSAMEの人たちは何故一晩でモノが作れるのか?
・人間が近づくと鳴き止んで逃げるセミと、近づいても鳴き続けて人間につかまるアホなセミの違いは?
・シーラカンスさんは何故赤外線ポインタを自作しようと思ったのか?
に興味がある。

なぜセサミか:
熱意あふれる人がたくさんいて楽しい
不思議な人がたくさんいて楽しい
イカれた人もたくさんいて楽しい
(イカれた ... 技術や行動、熱意が凄すぎてあまりにも世間離れしてしまった状態。「変な」という表現も近い。非常によい意味の言葉。)

■横井 尚子 渡辺 登
学生時代に飯塚先生に出会ってからはや20数年、長ーいお付き合いになりました。一会員としてSESSAMEと関わったはずが、いつのまにか技術系事務局として暗躍する立場になりました。

最近では特定非営利活動法人TOPPERSプロジェクトの事務局長も兼任して、日本の組込み業界を支えるべく(と本人は思っています)あたふたと毎日を送っています。
【趣味】
音楽:
合唱、キーボード系、ヴァイオリンなど。自分でするのも聴くのも好き。
モノ作り: 料理、木工、プラモ、裁縫、手芸・・・ん、料理は趣味ではなかった・・・
なんでもやってみないと気がすまないたちかもしれません。
モノ作りに興味を持たせるには、どんどん自分でやらせてみることが大事だと、子供と一緒にクッキーを焼いたり、プラモを作ったりした時代が懐かしい。でもおかげで我が家の子供はモノ作り大好きな理系人間になりました。組込み人間にまで発展するか!はまだちょっと先のお話です。