6th Open SESSAME Seminar Report |
2005年9月12日
■ 6th Open Sessame Seminar の概要
組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会は第6回 組込みソフトウェア技術者・管理者向けセミナー(6th Open SESSAME Seminar)2005年8月29日(月)に、東京・日本橋の東実年金会館にて開催しました。 |
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6th Open SESSAME の会場の様子 |
From Seminar Planner (セミナープランナーより) |
■プランナー 酒井 郁子 (SESSAME)
■セミナーのコンセプト
4th Open SESSAME 中級技術者向けセミナー レビュー(インスペクション)と、組込みソフトウェアテスティングでの講義の続編となる演習中心のセミナー。
・講義で解説したレビュー方法や、テストの着眼点について
演習において体験してもらい、その中から実務に活かすためのきっかけをつかんでもらう。
■実施報告
インスペクション演習、テスト設計演習とも、演習結果についてのグループディスカッションを実施したところ、各グループとも大変活発な意見交換が行われていました。他社の人と、現場で実践するためにどうしたらよいかといった議論は、日常業務からでは見出せない、貴重な体験となったと思います。
6th Open SESSAME Seminar プログラム 8月29日(月) |
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プログラム1 |
二上 貴夫 (東陽テクニカ) | ||
プログラム2 |
レビュー講義 | 石井 勇一 (NECラーニング) | |
プログラム3 |
レビュー演習 | 平野 誠太郎 (オムロン) | |
プログラム4 |
組込みソフトウェアテスティング・演習 |
大西 建児 (豆蔵) 渡辺 芳樹 (日本精機) |
プログラム1 「中級技術者の心得」 |
■講師 二上 貴夫 (東陽テクニカ)
■講義のゴール
・中級キャリアのスキル、中級ソフトのエンジニアリングについて学ぶ
■概要
中級組込みソフトエンジニアの責務、楽しみ、スキル、概念、心得等について解説する。
■キーワード・キーセンテンス
「指示なく自分で動ける」 「大方の実務をリードできる」 「少しは後輩の育成ができる」 「あれこれ学んで知的ポケットの数を増やそう」 「Keep
It Simple Stupid!」
プログラム2 「レビュー講義」 |
■講師 石井 勇一 (NECラーニング)
■講義のゴール
・レビューのポイントを理解し、効果的なレビューを実施できる
・インスペクションをチームに取り入れるきっかけを掴む
■概要
インスペクション、ウォークスルーを効果的に実施するためのくふう、手順を解説し、スムーズな導入を実現させる。抽象度の高いルールセットに対して、具体的なチェックリストを用意しインスペクションを実施する方法を解説する。
■キーワード・キーセンテンス
「欠陥を次工程に引き継がない」 「ルールセットとチェックリストの作成と活用」 「成果物は自発的な提出であり強要してはいけない」 「失敗の可能性の高いインスペクションは開始しない」 「モデレータは技術的にも、人間的にも一定水準以上の人が求められる」
「効果的なレビューによりトータルコストが確実に減ることを証明する」 「必ず成果が出ると信じて活動を続ける」
プログラム3 「 レビュー演習」 |
■講師 平野 誠太郎 (オムロン)
■講義のゴール
・ロールプレイング演習によって、レビューへの理解を深める
・インスペクションミーティングの進め方を演習を通して学ぶ
・役割分担
・設計レビュー演習
・グループディスカッション
・コードレビュー演習
・グループディスカッション
■概要
グループ内のメンバーの役割を、モデレータ、インスペクタ、読み手、記録係、作成者に割り当て、予め渡されていた設計資料に対してインスペクションを実施してみる。(演習サポーターが各グループに一人ずつ入り、インスペクションのサポートを行った)
プログラム4 「組込みソフトウェアテスティング・演習」 |
■講師 大西 建児 (豆蔵) / 渡辺 芳樹 (日本精機)
■講義のメニューとゴール
テスト演習によってテスト技法や手法の実践的な適用方法を理解する
・テスト設計
・グループディスカッション
・テスト設計結果の発表
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